密やかな夜、重なるぬくもり──真理子の囁き

熟女

▼この夜の記憶を、映像でもう一度──

妻が風呂に入った夜、ソファに戻った真理子は、俺の太ももにしっかりと脚を重ねた。
ストッキング越しのぬくもりが、皮膚の奥にじんわりと染み込んでくる。彼女は何も言わない。
ただ、指先で俺の手を撫でながら、そのまま脚をすり寄せてきた。

「ねぇ、トオルさん。こういうの…久しぶりなの」

囁きながら、彼女の指が俺の腰元へと滑る。
触れてはいけない場所のすぐ近く──けれど、ぎりぎりで止まる。
その指が、まるで確かめるように、俺の反応を探っていた。

「止めてほしいなら…今、言ってね?」

目の奥で火を灯したような視線。拒まなければ、彼女は確実に踏み込んでいた。
俺の理性が最後に勝ったのは、声にならない呼吸の一拍──ただ、それだけだった。

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